2008年12月31日の夜、有明での年越しイベントへの出立時に「7/殺人考察（後）」を読み出し……年を越してイベント終了後の埼玉へと戻る列車の中にて、エピローグ部分を含めて、読了。
私が最初に購入した同人誌版は2003年1月の第5刷であり、購入してほどなく読みはじめた記憶はなんとなくあるので……
実に6年がかりで読み切ったことになりますか（汗）
とはいっても延々と読んでいたわけではなく……
「5/矛盾螺旋」まで読み切った段階で商業版（講談社ノベルズ版）の発売が発表されて、同人誌版から内容の追加とかあったら嫌だなと思って、いったん読むのを止めていたら、その後、数年にわたって読まない状態が続き（汗）
昨年、劇場版をまとめて見だしたのを契機に「6/忘却録音」以降を読むのを再開した、という流れになっています。
まあとはいえ、ひととおり最後まで読んでみて思った。
やはり、ほかのエピソードに比べて「矛盾螺旋」のインパクトは頭3つ分くらい飛び抜けておりますな。
この年になると……ってのと、自分が男性だからというのが理由として大きいとは思いますが……
「矛盾螺旋」の主人公である魔術師・荒耶宗蓮のド外道だけど同時にストイックすぎる生き方には憧憬を抱くところ少なからずあるし、嫉妬の固まりであるアルバのダメさ加減も、一概には否定はしきれないなという（汗）
数年前に「矛盾螺旋」まで読んでしまった段階で、自分としてはいったん力尽きてしまったってのが実のところかと……いまからしてみれば強く思うわけです。
ともあれ、これで安心して劇場版の残りの2章（「第六章 忘却録音」と「第七章 殺人考察（後）」）を見に行ける。
そして、昨年の夏に同人誌として発売された番外編「未来福音」も読めるというものですよ。
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