夕方、外出して夜中に帰ってきたら、ようやく届いていましたよ。

まあ、なんというか……
「舞-乙HiME」よりも狭まったであろう「舞-乙HiME Zwei」よりも、さらに狭いであろう この作品の購買・視聴層って、「HiME」シリーズファンの中でも、いったんどんななんだろう? という疑問が、そもそもありまして……

で……実際にできあがってきた作品を見てみたら……
というか、特に後半の展開を見てみたら……さらに客層を狭めていて、度肝を抜かれた(汗)
でもって、その狭い客層に確実に入ってしまっていた自分的には大喝采を送ってしまった(汗笑)

いや、いかに「乙HiME」より前の世代の話とはいえ……
でもって、事前情報の段階からしてヴィントブルーム王家の血脈が展開の中で重要そうだったとはいえ……小説「舞-乙HiME列伝」から、あそこまで積極的にネタ拾ってくるか?(笑)
もうね……レナのGEMが<蒼天の青玉>じゃなくて<孤高の紅翡翠>だった段階で……
加えて、あのローブで存分なアクションを見せつけてくれた段階で、「舞-乙HiME列伝」を読んで、よい感触を得ていた身としては大満足てなもんです。

映像化という意味では、マヨール(真夜)とシオンの登場……は、ほぼ期待通りだった。
特に、実にいい具合に茅原キャラですね……マヨールは(笑)

のちのジョン・スミスことキッドは、そのヘタレさ加減も含めて、実に柿原徹也キャラだなぁ……
レナとの因縁含めた彼の成長がどこまで描かれることやら……

<銀河の藍玉>の人 エリオット・チャンドラーは「キャラの!」での声優インタビューによると小清水亜美本人を意識して三瓶由布子が演じているそうなのですが……
先月出たDVD-BOX内「舞-乙HiME ファンディスク」収録の「乙女ちっくTV」にて小清水亜美本人を堪能した流れで「0〜S.ifr〜」を見ると、大いに納得いきます(笑)

M-9は、まんまミユ(深優)の9番機……というか劣化型っぽいですね。
「舞-HiME」から「乙-HiME」にいたる歴史の中のどこかでシアーズ財団あたりが造ったんでしょう、きっと。

重要そうな固有名詞を並べる予告の手法は、どうかと思う部分ありはするけど……とはいえ、チクリチクリと興味を引かれてしまったのも事実(汗笑)
尾久崎晶の縁者らしい人名とアヤネ・ハザクラの縁者らしい人名が出ていたけど……
東方の勢力まで今後の話に絡んでくるのだろうか。

予告といえば、次回のタイトルがまんま「ヒメとヲトメ」
今度こそ「HiME」から「乙HiME」にいたる流れに踏み込んでくれたりします?
いや、「Zwei」第3巻から第4巻の流れで肩すかし食らった身としては、ひとまず期待 2割、不安 8割といったところですが(汗)

「0〜S.ifr〜」は「HiME」シリーズこれまでの小原正和監督から変わって、久行和宏さんの初監督作品なわけですが……「乙HiME」から演出参加している渡邊哲哉さんが強力なサポートとして入っているようですな。
テンポの良さと残酷さの切れ味は、たしかに渡邊哲哉さんっぽくもある。

あと、第1巻が出ただけ&見ただけの段階でいうような話でもないですが……
「0〜S.ifr〜」全3話(?)と「Zwei」の総集編をくっつけてエピソードが交互に進行するよう再構成して、レナとアリカ、シフルとニナ、それぞれの親子の物語としてまとめ直してみると面白そうかなと思ってしまったり。
ええ、「ゴッドファーザー Part II」みたいな感じで(汗笑)

舞-乙HiME 0~S.ifr~(マイオトメシフル)
舞‐乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)―アヤネ降臨篇 (徳間デュアル文庫)舞‐乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)―アヤネ降臨篇 (徳間デュアル文庫)
著者:沢上 水也
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発売日:2007-02
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舞‐乙HiME列伝―アヤネ飛翔☆篇 (徳間デュアル文庫)舞‐乙HiME列伝―アヤネ飛翔☆篇 (徳間デュアル文庫)
著者:沢上 水也
販売元:徳間書店
発売日:2007-04
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