これの続き。
OVA「舞-乙HiME Zwei」も最終巻となる第4巻が発売。
このOVAシリーズに関しては、どういうわけかAmazonの反応が迅速で、今回も前日(である今日)に無事家まで配送してくれたので、いわゆるフライングゲットができました。
特典のドラマCDは置いておいて、本編のアニメの方を見たので、感想を。
ネタバレ配慮して、トップには表示されない形にて。
舞-乙HiME Zwei スペシャルパッケージ 4 (最終巻)
うーむ……
第3巻ラストのあの状態から続けて、ちゃんと終わったなぁ、と、まずは感心(汗笑)
第3巻で「舞-HiME」とのリンクに踏み入っていくような展開にいったんはなったわけですが、結局のところはそれ以上、風呂敷を広げることも踏み入っていくこともなかったという。
ユナは真祖・フミの力とオトメシステムを利用しているだけだったっぽいし、惑星殲滅兵器として登場したチャイルドも「舞-HiME」のチャイルドとの関連性が不明。
カグツチだけは、たしかにカグツチで、舞衣とのバトルという妙なカードが見れたりもするのですが……
舞衣が自分自身の力と戦っているとか、そんなドラマがあるわけでもなく、あくまで外敵として対処している風なので、あまり感慨もなかったり。
最後に姿を変えるのは、さすがに意外でしたが(汗笑)
ジャケットにも描かれているニナのローブは第3巻で出てきた「海神の書」の中に入っていたもので、これまた漆黒の金剛石とは無関係らしい。
まあ、第3巻までで……というか第3巻で思わせぶりな仕掛けをあれこれ施したのだから、それこそ「舞-HiME」とのリンクをある程度明示できるところまで一気に踏み込んで欲しかったというのが、個人的な希望ではあったのですが……
それだと終わらないしなぁ(汗笑)
「乙HiME」本編で活躍の少なかった五柱をひととおり活躍させたりとか、リボンちゃんの行く末とか、押さえるべきところは押さえてあるし……後日談としての幕の引きどころという点では、これでよかったように思えます。
ただ、ハルカとシズルは最後にひとことずつあってもよかったような気が正直しますが(汗)
特にシズルは……「乙HiME」本編後半の時と同様に今回のOVAシリーズでは、その立ち位置ゆえに最初から2番目に動きを封印されてしまっていたわけで……
いや、それ自体は致し方ない……だって人間の立ち位置越えてしまっている方が事件に手を出してきたら、主役とすべきキャラたちのドラマ回らなくなっちゃいますよ……なわけですから。
まあ、だからこそ最後の最後くらいは、差し障りない程度で、ちょっとした見せ場を、という願望になるわけですが……今回、そのおいしい見せ場はミユが持って行っちゃったからなぁ(汗笑)
本編終了後には「予告」として「舞-乙HiME S.ifl」の告知映像が収録。
とりあえず映像からザッと推測した感じでは、「乙HiME」世界の過去話……レナが現役だった頃の話っぽい?
レナは明らかに蒼天のローブをまとって登場していたし(とはいえ、あれはシアーズの血脈を受け継いだ誰か……レナの先祖か子孫という可能性もありそうですが・汗笑)、ミス・マリアが若い感じで登場していたりも。
「舞-HiME」プロジェクト全体の流れからしてみると、スターシステムというキャラクター本位のシリーズ展開を「舞-HiME」→「舞-乙HiME」という流れでまずはやって……
OVA「舞-乙HiME Zwei」というまんまの続編を作りつつ、「舞-HiME☆DESTINY」でキャラクター本位の展開深化を、「オトメ列伝」で「舞-乙HiME」という作品世界本位の展開深化を小説というメディアでそれぞれ試行。
今回、「舞-乙HiME S.ifl」でアニメの方も作品世界本位の展開深化に舵を切ってみるとか、そんな指向が見受けられますな。
いや、予告を見る感じでは「舞-乙HiME S.ifl」は「舞-HiME☆DESTINY」の神楽真夜と天王寺しおんらしきオトメが登場するっぽいので、スターシステムはまだまだ活用するつもりでもいるようですが。
まあ、あと自分的に今回の予告映像でインパクト大きかったのは……
先代だか何代前だかはわかりませんが、サラ以外の銀河の藍玉な人が(汗笑)
ベガさんではないようにも見えますが……まさか公式でこっち方面の話をやってくれるとは。
いや、もちろん喜んでいますよ、はい。
キャラの造形に大きな変化は見られなかったので、キャラクターデザインは引き続き久行さんだとは思います。
あと、DVD同梱のチラシによると……
10月1日にホビージャパンより「舞-HiME☆DESTINY」の小説単行本 第1巻、9月29日にやはりホビージャパンより「舞-HiME」「舞-乙HiME」のムック本、10月8日にランティスより「舞-HiME☆DESTINY」のドラマCDが発売されるとのこと。
今回のOVA最終巻とコミック版 2種の発売で一息ついた感もある「舞-HiME」ビッグバンプロジェクトですが、「舞-乙HiME S.ifl」へのつなぎも意識してか、まだまだ商品展開は続くようです。
つかしばらくは「舞-HiME☆DESTINY」がメインになる……のかな?
<予告映像に関して、追記>
・冒頭、列車の上で銃撃戦を行っているのは、若き日のジョン・スミス?
じゃなくてセルゲイか?
・銀河の藍玉の人はブーメラン状の、その後ろにいる紫水晶っぽい人は双剣状の、銀水晶っぽい人は銃砲型のエレメントをそれぞれ持っていた
「オトメ列伝」で披露された、エレメントがローブではなく人にひも付くという設定はなかったことにされたっぽい?
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。