当初、続ける気はなかったのですが、某SNSのコミュニティで興味深いネタを拾ってしまったので……この記事の続き

なんでも、こういう記事があるそうで……
おおまかにいうと、「海猿」に協力したおかげで海上保安庁は志願者増。
でも、「よみがえる空」に協力はしたけれど、航空自衛隊の志願者は増えたかというと……という、お話。

ぶっちゃけ私は「海猿」を見ていないので、いいがたい部分もあるのですが……
ただ、いえることは……「よみがえる空」見ても、空自のそれも救難隊に志願しようと思う人間は少なかろうなぁ、ということで。
それは作中での空自、救難隊の描かれ方が悪いからではなく、苦しみも栄誉も、極めて誠実に描写されている故にこそ、ですな。

主人公の内田三尉は戦闘機パイロット志願を曲げられて救難隊配属となって、最初は腐りまくっており……
話が進んで行くにつれ、成長していくのは間違いないものの、最後に至ってもついぞ英雄的な活躍をするでもなく終わる。
作中で最も英雄性の高い本郷三佐は、それはもう彼の域に至るには相当な人生の苦難を乗り越えて行かねばならぬこと表情のひとつ、石塚運昇のセリフひとつに滲み出まくりな人であって、憧れるのは勝手だとしても、いざ目指すとなると相当な覚悟を必要とすること自明だという。

ある意味、実写ドラマよりもリアルなアニメ、と第1話を見たときに感じたのは、間違いではなかったなぁと、思う次第。

だから、この作品を見て、あえて救難隊を志願したいという人が、もしいるとするならば……
その人はきっと、そうとうに使い物になる人物に違いないと、希望含みで思ってしまったり。
その志には、JAM Project(影山ヒロノブ)「エンブレム 〜名も無き英雄たちへ〜」を大合唱して応えてあげたいくらいですよ(笑)


しかし、ふと思ったのだけど……
「タクティカルロア」に協力した海上自衛隊って、あれで何かうまみがあったのですかね?

そもそも海上自衛隊が存在しない(らしい)近未来が舞台の作品だし、主人公たちは民間企業所属の護衛艦クルーで、国家側の海軍(洋衛軍)はおおむね悪い描かれ方しかされていなかったように思えるのだけど………


エンブレム