記事のカテゴリをどうするか、難しいな(汗)
いや……カテゴリは2つまでしか設定できないもので。
ともあれ、かねてからの懸案事項だった細田守監督版「時をかける少女」をシネプレックス幸手まで見に行ってきました。
幸手に行くのは、昨年の晩夏に閉鎖寸前だった幸手劇場に「ローレライ」を見に行って以来。
シネプレックスができてからは初めてとなります。
シネプレックス幸手……
東武線からも見えるから場所的にわかりやすいのは、よいとして、「幸手駅から徒歩10分」とのことなのだけど……10分では着かない距離だよなぁ
早足気味な私の足でさえ、そうなのだから、ほかの人だと………(汗)
シネコンの規模としては、私がこれまで行ったことのある さいたま新都心のMOVIXや新百合ヶ丘のワーナーマイカルに比べて、かなり小さい印象。
というか、こんな小規模でもシネコンとして成り立つんだと驚いた(汗笑)
けど、朝方はさすがに少なかったお客さんも、昼頃には家族連れ中心にかなり入ってきていて、地域的にはちょうどいい規模なのかも、とも思った。
こういう規模で成り立つのであれば……そりゃ各地でシネコンが乱立するわけだ。
「時かけ」については、都内の劇場では立ち見、1回待ちは当たり前なほどの大盛況ぶりだそうですが……
幸手では、ガラガラとはいわないまでも、まあ大変空いております(汗)
とはいえ穴場なのかというと……ここまで来るのであれば、都内で1回待つ方が、いいような気もするなぁ。
で……肝心の内容ですが、以下に一応ネタバレということで、
えーっと、期待通りの出来でした。
でも、それだけかな……くらいのもので。
いや、これだと誉めてないように見えるかもしれないですが、要は事前の期待値が異様に高かったわけで……
それに応えてもらえたという点での充実感はありますよ。
細田守監督作品としては……
まあ、たしかに集大成的な作品といえるわけで、あのシーン、この演出、その表現と、あちこちツボを突かれる箇所が的確に配置されてはいて、いちいち楽しめる……のだけど、それ以上のものが見れない(汗)
なんだろうなぁ……映画としての出来は申し分ないし、楽しめもするのだけど、私の場合、なんか熱狂することはできないんだよなぁ、この映画。
まあ、これは「涼宮ハルヒの憂鬱」を見てるときも同じような感触としてあったのだけど……
たぶん、中高生の時代には別に戻りたくもないと思っているのでしょうな、私(汗笑)
いや、悲惨な学生時代だったというわけではないけど、さりとて特別なものがあったわけでもないので。
ただ、作中における今様の学生描写の緻密さに感心させられるのは、たしか。
(いや、最近、学生さんと交わる機会がないので、どこまで現実に即しているのかはわかりませんが)
主人公は特段にバカ(誉め言葉含む)だけど、ほかの連中も思慮というものがないですもの(汗笑)
唯一、思慮のありそうなヤツ……そいつが犯人だ。
あと、ひたすら悲惨な目にあう高瀬君がやたらに存在感あるなと思ったら、演じているのが松田洋治だった(笑)
「時かけ」としては……
樋口監督版「日本沈没」のときも書いたですが、私はアンサームービーというのは、結局のところ、オリジナルあってのものという考え方の持ち主なわけで……
こと「時をかける少女」な部分については、この映画もまるっきりあてはまるのではないかなと。
「日本沈没」と違って、「時かけ」の場合は何を原典とするのかが難しいところではありますが(汗笑)……
個人的には、この映画で「時かけ」に初めて触れられた方には、筒井康隆の原作小説か、大林宣彦監督版の映画かは、押さえていただきたいところで。
つか、この二つなら入手(レンタル含めて)しやすくもありますしね。
Story
大林宣彦監督が筒井康隆の傑作SFファンタジー小説を原田知世主演で映画化。高校生の和子は、ある日、学校の実験室で不思議な液体の香りに包まれ気を失う。以来、未来を知る能力が備わる。そして友人・一夫から衝撃の...(詳細こちら)
あと、おまけ(?)として……数年前にも「時かけ」リバイバルの兆しがあったとき際に、成果物として残ったものを貼っておきますね。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。