「TRICK 劇場版2」と同じく、昨日、さいたま新都心のシネコンにてこれも見てきました。
以下、引き続き、ネタバレ含みにて………
原作(コミック版)は既読……というか、最近の週刊少年ジャンプで唯一呼んでいたマンガでした。
いまは連載も終了してしまったので、ジャンプはまったく読んでいません(汗)
劇場版には、そんな期待も不安もあったわけではなく……
まあ、コミック版の読者として一応気にはなるから見に行ってみるか、くらいの心づもりだったのですが………
予想外に良かったです。
というか、良すぎたです(笑)
コミック実写映画化の理想形のひとつではないかな、これは。
漫画的な表現を抑えまくった、割と淡々とした画面作りと展開の回し方が、実に好感触。
「ああ実写映画見せられてる、見せられてる」という満足感が、妙に心地よいのですな。
金子修介監督といえば、「1999年の夏休み」から平成「ガメラ」3部作まで、静謐からケレン味たっぷりドハデまで、まあ、ひととおりいける人だと思うのですが……
今回は「1999年〜」方面で行きつつ、あそこまでおとなしすぎずで、いいところに落とし込めたなと。
役者もL以外は原作コミックを元に実写化したというよりも、むしろただ単にいつもの藤原竜也だったり、鹿賀丈史だったりするのだけど(汗笑)、それが実にいい具合に収まっているのですわ。
Lだけは意識してそうしたのだと思うけれど、多分に漫画チック。
そのアンバランス加減もまた、よしです。
なんかコミック版の本質をキッチリと見据えて、漫画にせずに実写映画として形にしてのけた……それくらいの完成度の高さだったと思えました。
とりあえず今回の「前編」は、月とLが初遭遇するあたりまでなので……
11月公開の後編は、原作第1部の後半をベースに、オリジナル展開に落とすような展開になるですかな、と推測。
「誰も知らないラスト」的なことを、予告でいってましたし(汗笑)
まだ見に行っていない方で雰囲気が気になる方は、6月27日から7月1日まで劇場版本編の冒頭部分を約12分間 TV放映するらしいので、それを見て判断するのがよいかと。
まあ、最初だけではなく最後まで、あんな感じですので。
Story
『ガメラ』シリーズの金子修介監督が萩尾望都の「トーマの心臓」をモチーフに、4人の少年の間に起こる愛と憎しみの葛藤を描いた、ファンタジー仕立ての青春ドラマ。TVドラマで人気の女優・深津絵里が、水原理絵の名...(詳細こちら)
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