こちらで紹介した番組、放送されたので見ました。

番組最初のゲスト紹介の時にいきなり驚かされたのですが、、榎戸さん、若いなぁ(笑)
つーか、「ウテナ」がリアルタイムだったときよりも、確実に若返ってる。
「フリクリ」「トップをねらえ! 2」で組んできた鶴巻監督あたりの影響だろうか………

番組の内容自体は、私は、、、
まあ、なんだかんだいってリアルタイムで放送していたときからファンやってきてのは伊達じゃない、とあらためて思ったというか、、、
これまでどこかで語られてきたもの、語ってきたものばかりで、自分的に目新しいところは、まったくといっていいほどなかったです(汗)

真面目に解析しようとしている部分よりも、高見恭子と小谷真理の浮つき気味なファントークを聞いているほうが、よっぽどか面白かった。

榎戸さんは、番組前半こそ外面的な要素が話題の中心になっていたから「もったいない呼ばれ方だなぁ」状態だったのですが、後半、番組のテーマ面や製作時のエピソードに話題にシフトしていって、メキメキと輝き出す(笑)
役割的には「忘却の旋律」DVDのコメンタリーと同じといえば、同じですね。
「あれはこういう意図だった」と榎戸さんがいうと、みんな感心するという(汗)

最後の方で、劇場版のラスト・荒野を駆けていくシーンの意味合いに関する話題になり、学園から抜け出した先にある世界を荒野として描いていることの意味を問われて、榎戸さんが「この作品を作ったときに描けたのは、ここまでだった」と答えた瞬間、その目に達観めいた色が宿ったのが印象的。

そりゃまあ、、あの荒野に形を与えてある程度きっちりと描ききったのが「忘却の旋律」であって、榎戸さんのいまの立ち位置としては、そこすらもすでに数年前に通り過ぎたあとなわけですからなぁ、、、
TVにゲストで呼ばれたからと行って、そこらへんがブレないあたりは、さすがの好感触でした。